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Tirta Taman Mumbulでムルカッとスンバヤン
2018.03/02 (Fri)
お気楽妻です
2017年12月の渡バリの最大の目的はタイトルの「ムルカッ」と「スンバヤン」でした。
病気になり入院・手術という長く辛い期間の間、多くの方が励ましたり元気つけてくださいました。
日本人の友人もバリ人の友人も私のために多くの方が祈ってくださいました。
ようやく医師の許可が下りバリに行けることになった時、私はあの時に祈ってくださった全ての方へのお礼として、バリの神様の総本山である「ブサキ寺院」へお祈りをしに行こうと決めました。
ところがアグン山の噴火の影響で麓にある「ブサキ寺院」が立ち入り禁止エリアになってしまい、「呼ばれてないのかなぁ~」としょんぼりしていたところ、友人が「大丈夫だよ。バリの神様は全部繋がってるんだからブサキじゃなくても思いは通じるよ!」と言ってくれたのです。
お祈りの事を「スンバヤン」と言いますが、その前に「ムルカッ」という沐浴で身を清めます。
沐浴と言うと日本人的には、のんびり浸かるというイメージですが作法もあるし、ただバシャバシャ水を浴びるということではなく私のイメージ的にはもっと儀式性の強い「禊ぎ」的なものだと思っています。
私のように入院や手術をした人は多くの人に身体を触られているので、ムルカッやスンバヤンの前にまず穢れを流さなくてはなりません。そのことを「マンディ」と言いますが私のような場合は海でマンディするのが最も良いとされています。
そんなわけで今回のサヌールのホテルを海に近いケジョラにしたのです。
(ケジョラの過去記事はこちら)
まるで台風のような暴風雨の中、チャナン(お供え)とドゥーパ(お線香)を持ってサヌールの海岸に行き大荒れの海の中に入って頭まですっぽりと身を浸し穢れを流しました。
お線香の火は暴風雨でなかなかつかないし、海岸の巨木はバキバキ倒れる中ケジョラのセキュリティもどん引きするし、さすがのけんちゃんもカメラを取り出せないほどの悪天候でサヌールでのマンディの写真が1枚もありませんが事前準備のマンディを完了しました。

前置きが長くなりましたが、今回ムルカッとスンバヤンする場所にけんちゃんが選んでくれたのがこちら。
「ティルタ・タマン ムンブル」です。
googleMapでは「Taman Mumbul Sangeh」と表示されていますが同じ場所です。

ウブドから車で30分~40分程度だったかなぁ。初めて来た場所です。
ムルカッをする場所の多くは長い階段を上り下りしなければならないのですが、私の身体を気遣ってくれたけんちゃんが階段がほとんど無いこの場所を選んでくれました。優しい弟です(^.^)
道沿いに大きな駐車場がありご神木がそびえています。

美しい湖があり地元民のインスタスポットになっているようで、雨降る中若者たちが写真撮影していました。

それで私も笑 インスタやってないですけど笑

道を挟んで湖の反対側。


美しい公園のようになっています。
雨が降っていたので奥までは行ってませんが、お天気の良い日ならきっと多くのカップルや家族連れで賑わうことでしょうね。

公園の横に大きな集会所のような建物があります。

その片隅に小さなローカルワルン。


雨が降って肌寒いのでムルカッの前に「バクソ」(肉団子スープ)を食べて身体を温めます。
出されたままだと写真のように透明なスープで辛くもないしあっさりした味ですが、これに「ソーストマッ」(ケチャップ)や「サンバル」(辛いよ)を入れて真っ赤になったのを食べるのがバリ流。

集会所の脇を少し下るとムルカッの場所に出ます。Donationの木箱に気持ちの金額を入れます。

ここは貸しロッカーもあるしトイレとは別に鍵のかかる更衣室もあってとても良い!
日本の当たり前はバリでは通用しませんから、更衣室が無いのは当たり前だしビショビショに濡れた床のトイレでしか着替えられないのも当たり前なんですが、ここはムルカッ初めての人でも比較的大丈夫だと思います。(比較的ですからね!日本レベルを求めてはダメですよ笑)


端から順番に水を浴びていきます。
かなり長時間水に打たれるのでけっこう冷えますが、もっと水に沈むように頭から水を浴びてもいいですよ。

ここは水量も程よく階段もほとんど無いのでおすすめです(^.^)

けんちゃんもムルカッした後はお祈りの前に1度着替えます。

優しいマンクー(お坊さん)が常駐していて作法にのっとってお祈りをし、これで終了。
今までのお礼やこれからの健康を祈り、アグン山の沈静化やバリや日本の友人の幸せをお祈りしてきました。
思いはちゃんと神様に通じたかな

お祈りの作法やお供えの準備など、バリクツアーズがフルサポートしてくれます!
(2017年12月時点の情報です)
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バリ人友人のお宅でお料理を教えてもらう②
2017.08/05 (Sat)
お気楽妻です
続きです。

けんちゃんもノリノリでお手伝い。

お庭ではWちゃんがサンバルを煮ています。

お母さんも手際よく家族総出で大忙し。
さすがプロのバビグリン屋さんだっただけに、ポイントを押さえてパパッとできる部分はパパパッとやってくれちゃいます。
(何もわからない外人に全部やらせてたら時間がいくらあっても足らないですもんね)

ココンッツの炭もいい感じになりこれで先ほどの串刺しのサテを焼いていきます。
この日はサテリリッとサテバビ(小さく角切りにした豚肉)を焼きます。

大好きなラワールもいっぱいできました!もう、このまま全部食べてしまいたい!

完成です!
Wちゃんのおうちの辺りは豚が美味しい地域で私たちも以前からこの地域の市場に行くと必ずサテバビを買って食べていますが、なんとWちゃんはその市場のサテバビ屋さんの娘さんと同級生だということで特別にサテバビのブンブ(調味量)のレシピを聞いてきてくれてました。
私たちにすればサテリリッもサテバビも調味料にどんな違いがあるかわかりませんが、Wちゃんのおかげで美味しい2種類のサテを作ることができて感激です。
(角切りの豚肉って意外にも串刺しするのが難しいんですよ。豚の脂身って生だとけっこう弾力あって串が刺さらないんです。)

Wちゃんご家族のおかげでそれほどの苦労をしたわけではないのですが、それでも自分たちで作った満足感も手伝って美味しく美味しくいただきました

お礼と言ってはなんですが、新品の浴衣と帯があったので自分はいくつも持っているのでWちゃんにプレゼントしました。
早速着付けてあげると大喜び!
とってもよく似合いますよね!(その後も自分で帯の締め方を調べて着てくれたようです。スゴイ!)

私も持参していたクバヤをパパッと着て、Wちゃんのご両親と一緒にバリ人浴衣と日本人クバヤの記念写真。

お父さんも着替えてキメキメでポーズ!(笑)

Wちゃんは抹茶を飲んだことがないと言うので友人秘蔵のお茶と私が持参した日本の抹茶味のお菓子を試してもらうことに。

お菓子は問題なかったですが、お抹茶はやっぱり苦かったようですね(笑)

Wちゃん家からフレッシュなココナッツジュースのプレゼント。
とても贅沢な時間です(^.^)

お庭のイランイランのお花もいただきました。
香水やアロマオイルの原料になる貴重なお花、とてもいい香りがします。
この後もWちゃんとは連絡を取り合ったり、この前バリに行った時にも会ったりしています。
バリに娘ができたようでバリに行く楽しみがまた増えました。
Wちゃんのお父さんは今はイベントなどに出張バビグリンやダンスの出前をしておられるそうです。
豚丸々一匹のバビグリンが必要なパーティーをする機会があればお願いできますね(^.^)
バリ人友人のお宅でお料理を教えてもらう①
2017.08/04 (Fri)
お気楽妻です
バリに住んでいる私の友人が日本語や日本文化を学ぶ手助けをしている女の子(当時大学生)がいます。
ある日その友人と今度のバリで何をしようかどこに行こうかと相談をしていた時に、大好きなラワールやサテバビの作り方を詳しく学びたいねという話しになりました。
以前にウブドの「D'ワルン」でお料理教室に参加したことがあったのですが、何しろ英語だったし材料も日本のもので代用できるかどうかもわからず、レシピももらえなかった(自分でメモしたけど途中であきらめた)のでわかったようなわからないような不確かな知識しか身につかず、日本に帰国してあの味を再現するなんてことはできずにいました。
D’ワルンのお料理教室過去記事はこちらからどうぞ
友人はバリ人と結婚してバリに住んでるので今更バリ料理教室でもないだろうけど、お料理教室って最低2人から催行なんです。
うちのダンナさまはもうイヤだと言うし、友人には悪いけどつきあってもらうことになりました。
で、その話しを聞いた大学生の彼女が自分の家で教えてあげると言ってくれたんです。
私は早速彼女と連絡を取りました。
なんと彼女は大学で日本語を勉強していて将来は高校で日本語を教えたいという夢を持っている非常に勉強熱心な女の子でした。その頃彼女は大学の卒論に取り組んでいて資料にするため日本の食べ物やお金などあらゆる写真を必要としていました。
私はそれらの写真を彼女の望むまま送り続けました。
私が手助けしてあげられることはそんなことしかなかったけれど、彼女は私のことを「先生」と呼んでくれバリで会うことをとても楽しみにしてくれました。
前置きが長くなりましたが、そんないきさつでバリ人のお宅でバリ在住の日本人主婦とバリ好きな旅行者がお料理を習うことになったのです。


外人なんて来ない田舎だから私たちを見つけてすぐに子供たちが集まって来て大騒ぎ(笑)
「日本人のお客さんは初めて来ました。外国の人が来たことはありません。」と彼女(以後Wちゃんとします)も言ってました。

立派な伝統的なバリのお屋敷です。

まずはお菓子でおもてなししてくださいました。
こういうバリの伝統的なお菓子、テンション上がります!

中身はこんな感じで、ココナッツの香りがしてほんのり甘くてヤシ砂糖の蜜が美味しい上品なお菓子で、これは初めて食べましたが本当に美味しかったです。バリの伝統的なお菓子は種類が多くて聞いた名前もすぐ忘れちゃう(笑)でもホントに美味しかった!


本日の材料がキレイに揃えられています。
朝早くから準備してくださったんだ・・・・感動です!

今日の先生はWちゃんのお父さん。
実はWちゃんのお父さんは以前、バビグリン屋さんをなさってたんです。
プロの技を盗むべくお気楽妻メモをとる(笑)

友人の子供も興味津々。

Wちゃんも慣れた手つきでお手伝い。

お父さんの説明をWちゃんが通訳してくれて、私たちもチャレンジ!
この日はバリクツアーズのけんちゃんと友人親子、お気楽夫婦と語学留学中だったみなみちゃんという大所帯での訪問です。

豚のリリッ(豚挽き肉の串焼き)は塊肉から包丁でチンチャン!(叩き潰すとかそういう意味の言葉です。)
バリ料理はひたすら刻む作業が多いです。
日本のようにミンチしたお肉なんて売ってないですから。
で、このリリッはブンブ(調味料)を混ぜた豚ミンチを竹串に巻きつけるように包み込むように成形するんですが、これが意外に難しい!
バリ人はお祭りごとのたびに村中で集まってこのリリッを作るので、バリ嫁の友人はお得意の作業のようでサッサカ作るのですが私たちはうまく巻きつけられなくてミンチがポロンと割れてしまうんです。
四苦八苦、大笑いしました(笑)
次回に続きます。
