パサールシンドゥ(シンドゥ市場)の大切な人
2017.03/12 (Sun)
お気楽妻です
またまた久しぶりの更新ですねぇ。
さて今日は私がバリに通うひとつの大きな理由、市場の親友のお話しです。

バリにはもう日本では見られなくなった地域の市場が健在です。
そこに売られているものはお肉や魚、野菜に南国フルーツ。
そしてお祈りにかかせないお供え物やお花、日用品などさまざまなものが早朝まだ暗いうちからほぼ毎日売られています。
この写真の真ん中ピンクのシャツ、彼女がこのブログに何度も登場している親友のKetut(クトゥ)です。
彼女との出会いは2011年。
きっかけは私のバリ師匠と仰ぐレガーニャさんのブログ記事です。
レガーニャさんが渡バリのたびに市場に行かれている記事を読んで私もぜひ市場に行きたいと、シンドゥ市場のKetutたちにご縁を繋いでいただきました。
初めて会うときに宿泊していたのは、当時まだあったバリハイアット。
そこから早朝3時過ぎにタクシーで市場に乗り付けると、「私はレガーニャの友人です」と何度も覚えたてのインドネシア語を心の中で反芻する私をKetutの方が先に見つけ(今でもどうして顔も知らない初対面の日本人を見つけてくれたかわからないけど)
大声で立ち上がって「オキラク~!!オキラク~!!」って叫んでハグしてくれました。
それ以来、バリに行くと必ず市場に行ってたどたどしいインドネシア語で会話(幼児並み)をし、親交を育んできました。
Ketutの隣でお商売をしているカデ(チェックのシャツの人)も行けば必ずハグする友人です。

行けば必ず
「ご飯食べた?」って言うKetutに気を使わせないように市場で朝にしか出ないサテバビ(豚の串焼き)の屋台で朝ごはんを買ってから行くのが最近の習慣です。
それでも必ず
「コピ(コーヒー)は?飲むでしょ?」
って出前してくれ、市場の旬の果物やバリのお菓子を持たせてくれます。

そんなKetutからこんな可愛い包装紙に包まれたプレゼントをもらいました!
今はLINEで繋がっているのでいつから行くとか連絡できる時代。
Ketutが前もってこんなプレゼントを用意してくれていたなんて感激です。

中身はダンナさまにはインドネシア伝統工芸のバティックシャツ。これはインドネシア男性の正装でもあります。
こんなシャツが欲しかったダンナさまは大喜び!
でもちょっとピチピチ(笑)
ダイエットしましょう(笑)

小さかったKetutの下の息子カデもこんなに少年になりました。

Ketutから私へのプレゼントはこのスカート式のサロン。(巻きスカート)
これもインドネシアの正装です。
本来は一枚の布を巻きつけるのですが、最近はスカート式のものが出てきて素早く着付けられるので私のような外人にはとても便利。

初めて会った時、英語をしゃべるKETUTのダンナさまを外国人だと思った私ですが生粋のバリ人サヌールの人らしいです。
それでは、私とKetutがどんなに仲良しなのかをムービーにてお見せいたしましょう(笑)

ホテルの部屋に遊びにくるなんてことはkETUTたちにとってはもはや一種のアクテビティ(笑)
室内を興味津々に見渡します(笑)
そういえばみなみちゃんが語学留学していた時、アパートに夕ご飯を何度も家族で届けにきてくれました。
みなみちゃんはバリで食べたものの中でKETUTの作ったご飯がいちばん美味しかったと感激していました。
自宅にも招いてくれ、バイク3人乗りでKETUTの自宅に送迎してくれて一緒にご飯を食べたりチャナンというKETUTの商売物のお供え物をいっしょに作ったりしていたようです。
みなみちゃんのために「バクソ」という肉団子入りのスープ(バリでは行商で売りに来る軽食)を買ってくれたときのこと。
お店にもよりますがけっこう大きめの肉団子を半分に切りわけて家族分を整え、みなみちゃんには一個まるまるご馳走してくれた一件があったそうです。
それだけでも泣けるのにみなみちゃんのためにお菓子なども用意していてくれ、さすがに胸がいっぱいになったみなみちゃんはお菓子はお腹いっぱいで食べられないからどうぞみなさんで食べてくださいって言ったそうなんです。
しかも家族4人で半分ずつ均等に分けた肉団子をさらにketutは自分の分を半分に切り分けて2人の子供たちの分にしたそうです。
私はこの話しを聞いて号泣しましたね^_^;
なんて心の美しい人なんだろうと。
年に2回程度しか来ない外人である私の娘をこんなにも親戚のように親切に扱ってくれ、みなみちゃんが好きだからとサテバビを買ってアパートに運んでくれたりもしてくれました。
サテバビってサテの中でも高いんです。
市場でお商売して決して裕福ではないはずのKetut一家にとってはすごく高価なはずなんです。
外人のみなみちゃんはバリの人の家に初めて行ったのですが、その質素さに驚きながらもみなみちゃんのためにピカピカにお掃除されたバリ式のおトイレや家の中を見て、Ketutが自分を招くために忙しい中一生懸命お掃除してくれたことに涙が出たと言ってました。
語学留学なんて生意気な響きですが、その場所がバリであったことにより私の予想とおりにみなみちゃんは人の温かさに感動し感謝することをたくさん学んで帰ってきました。
Ketut家族には感謝してもしきれないほどです。

ホテルが市場の真横だったからサヌールからウブドに移動する日の朝も、迎えの車が来るまでホテルのお部屋でおしゃべり。
バリクツアーズのけんちゃんとニョンニョンが来てくれて、ホテル玄関で車が出るのを見送ってくれました。


ありがとうKetut!
私はいつもあなたの優しさを忘れない。
辛いとき悲しいとき、あなたのことを思い出して元気になります。
また会いましょう、必ず。
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最後まで読んでいただいてありがとうございました。
私はこのブログをとても大切に思っています。
このブログを通じて実際に会ったり親友とまで言える方にも出会うことができました。
だからこのブログを読んでいただいている方にご報告いたします。
病気のようです、私。
もしかしたら入院・手術になるかもしれません。
だけど命までは取られない病気なので安心してください。
幸いにも京都には優秀な医師や病院がいくつもあるので、納得いくまでセカンドオピニオンして決めたいと思っています。
みなみちゃんも泊り込んで助けてくれています。
頼りになる養子です(笑)
はっきりしたことが決まればまたご報告するとともに、同じ病気の方のために詳しくブログも書きたいと思っています。
それまでは変わらず、お気楽バリネタで更新しますね(^.^)
そんなわけで決して今は毎日楽しいって状態ではないのですが、バリのことを考えていると元気が出るのでブログ休止などは決していたしません。
更新が滞りがちになるのは勘弁していただくとして、また読みにきてくださいね!
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