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納得いかない!
2019.10/25 (Fri)
お気楽妻です
とても長文だし全然おもしろい話しではないし、京都やバリの話しでもないのでイヤな方にはごめんなさい。ここでさようなら。
8月に申請していた身体障害者手帳が先日やっと出来上がり、みなみちゃんの代理で受け取りに行ってきました。
私もみなみちゃんも同じ区民なのですが、大きな区なので区役所が2つあり住所地によって区分されています。
みなみちゃんのアパートのある区分の区役所まで(車で15分もかかる)行ってきたんです。
等級は5級と判定されました。医師は4級相当だと書類に記入しましたが国が判断したのでよほどのことがない限り不服申し立ては通用しないでしょうね。
なぜ身体障害者手帳を申請したのか、以下みなみちゃんの思いをまず聞いてください。
「国に障害者だと認めてもらいたいわけじゃない。不自由な身体でも援助を受けて車椅子に乗ってでも生きていかなきゃならない。
親も病気をして本来なら自分が介助してあげなきゃならないのに、自分の介助を親にさせるわけにはいかない。だから障害者手帳を申請して受けられる国の支援を利用して生きていきたいんだ」
本当に優しくて強い子なんです。
私が病気になった時、泊り込みで家事を手伝い支えてくれたことはブログにも書きましたよね。
入院中は毎日毎日、夕食が終るまでいてくれました。
退院後の通院や外出にもいつも付き添ってくれ、なるべくエレベーターやエスカレーターのある経路を選び、どうしても階段しかないときは手を引いてくれました。荷物も持ってくれました。
バリ留学から帰って独学で簿記とマイクロソフトの資格も取って、就職に備えていた時期だったのに私の病気で彼女の人生に待ったをかけてしまったのに泣き言ひとつ言わず、今、自分の身体が思うようにならないことで私に負担をかけてはならないと考えているなんて。
泣きました。彼女の思いをうれしいと思いました。
で、ここからが本題です!大事なことなので皆さんもしっかり覚えておいてください!
手帳の受け取りに福祉課の窓口に行くと、どのような支援が受けられるのか説明があります。
支援の内容は等級によっても変わりますが、下肢に障害のあるみなみちゃんにとって一番必要な支援は「移動支援」です。
受け取った京都市が作成した冊子には等級によって支援内容が一覧になっています。
説明はその冊子によって進みます。
5級の欄に「移動支援」の印はついていないのでパッと見たら支援は受けられないと誰でもそのように理解します。
「え?移動支援は受けられないんですか?」
「はい。それは1級と2級の方のみです」
「え?でも自分で歩けないんですよ?なんとかならないんですか?」
「無理ですねぇ~。ご家族で頑張ってください」
「え~?!私車の運転もできないし病気をして左手がしびれたまんまで握力は子供並みだし、体力もないし仕事も退職をせざるを得ない状態だったんですよ。介護だって未体験だし、じゃあでも、せめて家族に介護のセミナーとかそういうのはないんですか?」
「ないですねぇ~。」
「では、有料でもいいから介助してくださる方、どこでどうやって探せばいいんですか?」
「それは自分でなんとかして調べてください。ただし、全額自腹です」
愕然としました。本人が一番必要としている支援が受けられないなんて!1級2級の方なんてそもそもほぼ寝たきりの方なんですよ!移動支援を受けてでも通院や外出をしたいのはもっと等級の低い人に決まってるじゃないですか!
「自動車税の軽減や障害に合わせて車両の改造費の補助はありますよ。電車の運賃も割引がありますが100キロを越えた場合です。京都の私鉄は100キロを越えての路線はないのでこれは適応外になりますけどねぇ~」
は?本気か日本!!障害者は自分で運転して移動しろってか?
これ、国が決めたことなので全国共通です。京都市の場合は市バスの運賃は割引がありますが、我が家のように大阪の病院に通院する可能性のあるものにとっては往復約2千円の交通費については一切の補助はないことになります。
低い等級の人ほどなんとか支援を受けながらでも、自立したいと考えるのではないでしょうか?
若ければ若いほどいずれは働きたいだろうし支援を受けながらいつかは自分ひとりで外出をしたいと思うのではないでしょうか?
本当に必要な人に必要な支援が行き届かない・・・これが今の日本の障害者への支援の実態なのか?
がっくり肩を落として本人にこのいきさつを伝えました。
「え~!そんなはずない!それじゃなんのために手帳申請したのかわからんやん!」
そういってすぐに厚生労働省のHPを調べたURLを送信してきました。
今後、同じような目にあったかたのために以下URLを貼りますね。
厚生労働省HP.。
そこには新たに申請して認可されれば等級にこだわらずに必要な支援が受けられるとありました。
身体障害者手帳があれば役所の担当が詳しく説明して手厚い支援が受けられるものだと思っていました。水戸黄門の印籠じゃないけど、手帳ひとつですべてのことがスムーズに運ぶんだと思っていました。違うんです!違うんです!手帳が交付されてからさらに手続きや申請が必要なんですよ!
ここ大事ですからね、ほんま覚えといてください。知らなかったらひどい目にあいます。
区役所の担当者の思い込みによって「5級はこれだけしか支援が受けられない」と言われて泣いてる西京区民いっぱいいると思います。
こんなやっつけ対応だから老老介護とか介護疲れで殺人がおきるんじゃないんですか?
私もダンナさまでさえ、頑として「出来ない。国の制度だから。」と言われてすごすごと帰ってきたんです。
たまたま入院中で、病院のケースワーカーに相談することができたので、「やはりそれはおかしい」ということがわかりました。
ケースワーカーから直接、西京区役所に電話をしてもらい当日に対応した人物に直談判。
彼はケースワーカーに対しても私たちと同じ対応だったそうです。
「ご家族に頑張ってもらうしかないんですよ。これは国で決まったことですから。」と。
家族がいない人はどうするんじゃ!昨今、結婚しない人も増えてて親も死んでたら通院もできずに野垂れ死にかよ!
「いえいえ、国で支援する制度がありますからそれの手続きをお願いします」
「でもそれは1級と2級の人だけです」
「いいえ、違います、誰でも手帳の有る方は申請できるはずです」
「え~そこまで言われるなら書類を送りますけど1級2級の人だけなんですけどねぇ~」
お前!
どんだけ頭固いねん!
どうして困ってる障害者に寄り添って助けようとしないねん!異動異動で福祉課の仕事になんか興味もないのかもしれんけどそこを頼るしかない区民はどうしたらええねん!
アンタの対応次第で人生変わる人かているんやで!
どこに向けたらいいかわからん怒りで涙も出えへんわ!入院中で痛みに耐えてるみなみちゃんがどんな思いで耐えてると思ってんねん!
しぶしぶ・・・という雰囲気で「(介護給付・訓練等給付費・地域相談支援給付費・計画相談支援給付費・地域生活支援事業)支給申請 兼 利用者負担減額・免除等 申請書」
という長ったらしい書類がFAXされてきました。
これはあきらかに西京区役所のミス、対応した人の思い込みにより国の定めた支援を知らされなかったということになります。
「その制度は知ってはいたけど冊子に印がつかない5級の人は対象外だと思い込んでいた」ということです・
こんなやっつけ仕事の職員が西京区役所には少なくともい1人います。
以前も長期入院の「食事代」軽減の申請に本人が行ったのにもかかわらず、「あ~自動的に軽減されますから~」といわれたのに
病院から「これだけでは軽減できません」といわれ、役所に問い合わせたら「あ~すいませ~ん。忘れてましたぁ~」って言われて「医師の診断書もらってくださぁ~い」ってことがありました。西京区役所で!
医師の診断書って有料なんですけど?あんた、自分が忘れてました~って理由でそれ区民に負担させる気?
と言うと「あ~、じゃいいですぅ~」ってどういうこと?
こんな対応じゃ気の弱い人なら行く末を案じて精神病んだり心中したりしかねない。
これは西京区全体の問題なのか?
泣いてる人いっぱいいたはずだ。放置するわけにはいかない。
そう思って試すようなこと申し訳ないけど、退院したらアパートを引き払って我が家に帰ってくる予定なので今後の住所地を担当するもうひとつの区役所(支所になります)にみなみちゃん本人に電話で確認させることにしました。
もし同じ対応なら京都市や京都符になんなら厚生労働省にも「こんないい加減な対応を受けています」と抗議するつもりで。
支所の担当者はこの対応にたいへん驚き、「あり得ません!障害のある方は全て等しく支援を受けるための申請をする権利があります。1人の職員の判断でそのような対応をすることは考えられないことです。すぐに西京区役所に区民の方からこのような苦情があったと連絡します」
と言ってくれました。
よかった!支所の福祉課はまともだ!
やっぱりあの担当者に問題があったんだ。しかも彼は自分の間違いにまったく気付いていないから申し訳なかったとも思っていない。
あんな人が福祉課の窓口対応してたらに西京区民の迷惑にしかならない!
「私、西京区役所に電話して課長に抗議するわ!障害者を困惑させる職員なんて大問題やわ!ちょっとネットで調べたら誰にでもわかるようなことを調べもせずに思い込みで突き放すなんて許せへん!」
痛い痛いのに・・・・半年を過ぎる入院生活でストレスも溜まってるのに.・・・・次から次になんでこんなこと・・・・。
ね、みなさんひどいでしょう?
こんな福祉課の人がいるんですよ。最低です。
事故やケガや病気でいつどんな障害を抱えることになるか誰にもわかりません。そんな時、決して負けないでこの話しを思い出してください。役所の人間だっていろんな人がいます。親身になってくれる方もこんなひどい方も。
気をつけて鵜呑みにしないでくださいね!
以下、京都市のHPから「障害者総合支援法」の詳細のページを貼り付けておきます。
国の制度なので全国共通のはずです。もしもの時のお役に立てればと思います。
こちらからどうぞ!
おさらいです。
身体障害者手帳を申請してもそれだけでは障害福祉サービスを受けることはできません。あらたに区役所の福祉課で申請する必要があります。手帳の交付には2ヶ月ほどかかりますがそこからさらに申請するので実際にサービスを受けられるようになるまでは時間を要します。
まったく教えてくれない福祉課の人間もいます。覚えておいてくださいね!
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